当記事は2021年3月4日ごろのツイートの再編です。
東武鉄道は東京・埼玉・千葉・群馬・栃木の1都4県に路線網を持つ私鉄で、この広大な路線網は各地で他の鉄道会社と接しています。このため多くの駅で連絡運輸が行われていました。
最盛期は東武~交通営団~東急や東武~国鉄~小田急のような3社連絡やJR東日本~東武~JR東日本といった通過連絡運輸などもありましたが、2017年時点でだいぶ縮小されていました。
2023年3月に大規模な縮小が行われ、区間短縮や実質的な廃止など大ナタが振るわれました。
※本記事は2021年ごろの連絡券を懐かしむ目的で作成されていますので、最新の状態はあまり反映されていませんのでご了承ください。
JR東日本
北千住駅・柏駅 (常磐線)
えきねっとでは柏連絡が東武船橋駅までのみ発券可能でした。
柏駅の連絡割引区間が東武側が初乗り以上であるため、JR側が片矢印式を採用しています。
大宮駅 (東北本線・高崎線・川越線)
えきねっとでは大宮連絡で大宮公園~岩槻・豊春・八木崎・藤の牛島・川間・野田市・運河・豊四季の各駅まで発券可能でした。
東武側の連絡割引は2014年の改定で土呂駅と与野・さいたま新都心・北与野・与野本町駅のきっぷの運賃が同額になったため新規で作成しなおしていますが、2018年の改定で別額になったため、東武としては珍しい金額式の連絡割引券になりました。
久喜駅・栗橋駅 (東北本線)
えきねっとでは栗橋連絡が栃木以遠各駅で発券可能でした。
久喜連絡はかつては大規模に連絡(確か都区内まで)していましたが、2018年ごろ消滅したとみられます。
伊勢崎駅・佐野駅・栃木駅 (両毛線)
えきねっとでは伊勢崎連絡が太田・館林の各駅間、栃木連絡が新栃木以北で発券可能でした。
券売機券は2016年時点であったようななかったような…という感じです。佐野連絡は2014年までに消滅しています。
2023年3月に消滅したとみられます。
船橋駅・亀戸駅 (総武線)
えきねっとでは船橋連絡が東武柏までのみ発券可能でした。
東武からの亀戸連絡は2014年までに消滅と推定されます。
池袋駅 (山手線・赤羽線)
えきねっとでは東武川越・つきのわまでのみ発券可能でした。
東武からは寄居・越生から北池袋の各駅で発券できましたが2023年に連絡割引区間を除き廃止になった模様です。
川越駅 (川越線)
えきねっとでは東武池袋・つきのわまでのみ発券可能でした。
券売機券の設定は既に消滅していました。
恐らく2023年3月に消滅したとみられます。
越生駅・小川町駅・寄居駅 (八高線)
えきねっとでは小川町・寄居連絡がつきのわまでのみ発券可能でした。
こちらも券売機券としては消滅していました。児玉駅のものはPOS端末のものです。
恐らく2023年3月に消滅したとみられます。
東京メトロ
浅草駅 (銀座線)
連絡割引区間のみです。1972年ごろに一度廃止になりましたが、連絡割引制度の新設で復活しました。
北千住駅 (日比谷線・千代田線)
東武とは直接関係のない千代田線が含まれますが、接続駅が同じであるからとみられます。このため、東武からも千代田線綾瀬までの口座が存在します。
西日暮里駅は2022年時点でJR~東京メトロの乗換改札があり、有人窓口も併設されていました。ここでも連絡券が発券できました。
押上駅 (半蔵門線)
意外なところで、直接列車が関係しない大師線大師前からも購入可能でした。
ちなみに銀座線外苑前駅は連絡運輸上半蔵門線扱いだったような気がしますが…
池袋駅 (丸ノ内線・有楽町線・副都心線)
かつては池袋連絡で丸ノ内線銀座まで設定がありましたが、2023年までに縮小しました…
有楽町線・副都心線も池袋連絡の設定がありました。
和光市駅 (有楽町線・副都心線)
こちらは車両の直通がある経路です。このため2023年3月の大削減を乗り切りました。
都営地下鉄
浅草駅 (浅草線)
連絡割引区間のみです。東武側の券には「都営浅草」表記です。また日本信号製の券売機発券の場合、大江戸線が無視されていました。
都営側は押上駅から発券の場合、補充券が出ることもありました。
また、つくばエクスプレスの都営連絡改札で、東武線までの乗車券が区間変更扱いで発券可能でした。
西武鉄道
池袋駅
連絡割引区間のほか、都区内相互で連絡券が発券可能でしたが、2021年12月時点で消滅していました。
京成電鉄
牛田駅=京成関屋駅
連絡駅で駅名が違う唯一のケースです。
野岩鉄道・会津鉄道
新藤原駅
2021年12月現在、端末券はレシート状のきっぷが発券されます。
秩父鉄道
羽生駅
恐らく現在は設定が消滅していると思われます。東武側は2014年以降あったかどうか不明です。
寄居駅
現在残っているか不明です。東武側は既に設定がありませんでした。
わたらせ渓谷鐵道
相老駅
東武側は2014年以降残っていたか不明です。わ鐵側も連絡運輸縮小で残っているか不明です。2017年時点では一部駅で硬券の取り扱いもありました。
上毛電気鉄道
赤城駅
2017年時点で上毛側からのみ確認しています。また補充券のみ確認しています。