以前ツイッター(現：Ｘ)に2012年ごろの東武鉄道の普通乗車券の画像をアップしたことがありましたので、「東武の日」のネタとして再掲しますかね。
(東武の日：10/2→102→東武の言葉遊び。ちなみに2005年に東武鉄道が制定したとウィキペディアに記載あり。)
ちなみに、現在はというと…1種類になってしまいまして、とてもそれだけでは記事を書けない状況で…
ボタン式券売機
ボタン式…当時はボタン式がまだ残っていました。当然パスモ・スイカはチャージできません。パスネットは2008年に販売終了しました。
ちなみに一部券売機では回数券が買えました。どうやって買うのって？そこにフタがあるじゃろ？
当時の東武鉄道は複数社の機材を駅ごとに使用していましたので、都合４社のものがありました。2014年の消費税増税を前にすべて撤去されました。
オムロン製
主に利用客の多い駅に設置されていました。それが仇となり2012年時点であまり残っていませんでした。主な設置駅：浅草・北千住(東武改札)・北春日部・東武動物公園・栗橋・池袋・川越
日本信号製
主に伊勢崎線都内区間や日光線末端、東上線末端で使用されていました。このため2012年現在も割と残っていた印象です。主な設置駅：東向島・竹ノ塚・新栃木・下今市・東武日光・鬼怒川温泉・朝霞台・鉢形・寄居
何故か伊勢崎・日光線と東上線で券面が若干異なりました。
高見沢サイバネティックス製
主に伊勢崎線系統で使用されていました。東上線では使用されなかったため、東上線ユーザーには恐らく馴染みが無いと思います。ボタン式で最後まで残存したとみられるのはこのグループです。主な設置駅：北千住(千代田改札)・草加・館林・太田・佐野・相老・赤城・板倉東洋大前
神鋼電機(→シンフォニア)製
野田線全線と伊勢崎線・東上線の一部の駅で使用されていました。このため、2012年現在ほとんど残っていませんでしたが、鷲宮駅に至っては2013年8月時点で稼働を確認していました。主な設置駅：春日部・船橋・鷲宮・高坂
タッチパネル式券売機
遅くとも2005年までに導入が開始され、2012年時点では主力の券売機です。ただ、当時の券売機は2019年10月の消費税増税前後までに撤去され、これにて機材の統一が図られるようになりました。まあ、趣味的魅力半減ですが…
オムロン製
伊勢崎・日光線系統の有人駅と東上本線の森林公園以南で使用されていました。伊勢崎線のものは橙色、東上本線のものは青色でした。いわゆる特急券対応。なお、2012年時点で柏駅周辺の数駅では節電対応で使用停止になっていました…機種は2012年時点ではとうきょうスカイツリー駅の一部のみV8が、他の駅ではV7が使用されていました。
日本信号製
2012年時点では伊勢崎線久喜以南・日光線栗橋以南と東上線の寄居・越生駅を除く全駅で使用されていました。いわゆる定期券対応。2012年時点では機種はMX-7が大多数で、一部駅がMX-8でした。なお、個人的にはこのきっぷの印字の方が好きなので…
↑ 日本信号製 MX-7
↑ 日本信号製 MX-8
きっぷは…どっちで買っても券面は同じでした。2014年までは。
東京メトロで使用のもの
2012年時点で、北千住駅ルミネ口・ミルディス口で東京メトロの券売機で東武線の乗車券が買えました。券面は東武に似せているものの、詳細が少し異なる感じでした。2023年2月現在、ミルディス口のものは機材更新されたものの継続して発券できます。
ミルディス口：日本信号製。
ルミネ口：高見沢サイバネティックス製
JR東日本で使用のもの
2012年時点で、越生駅ではJR東日本メカトロニクス製の券売機が使用されていました。2013年までに機材更新があり、その後2019年3月に改札分離が行われるまで発券できました。券面は東武のものに似せていますが、長らく和暦表示が使用され、2018年ごろに西暦表記になりました。
臨時券売所
臨時券売所です。パスモが普及してだいぶ役目を終えた感じでしたが、それでも場合によって設置されていました。運河駅橋上化の記事にも書きましたが、この看板は運河駅のものです。
常備軟券
常備軟券…まさかの裏が白いきっぷです。伊勢崎線・日光線系統の無人駅で近隣の商店・自転車置き場・元商店・民家に委託する形で販売されていました。パスモの普及でこの時点でほぼ役目を終えていた感がありましたが、2022年3月に廃止になりました。
2012年時点での販売駅：県・東武和泉※・世良田・剛志・三枚橋・田島・堀米・吉水・多田・合戦場・楡木・樅山・北鹿沼・下小代・上今市▲・大谷向・大桑・小佐越
▲2012年9月末終了 ※この時点で平日朝に極稀に発券
