

埼玉県の街区表示板・地名表示板紹介の最終回は秩父市です。秩父といえば…埼玉であって埼玉でない地域ですかね?埼玉の中でも秩父はなんか別の文化圏に位置するような感覚があるもので…ちなみに律令国としての武蔵(无邪志)国が成立するまでは独立したエリア(知知夫国造)だったとも。
律令国として武蔵国成立後の慶雲5年(708年)、黒谷付近からニギアカガネが産出して、朝廷に献上されました。そして元号が改元され、その名を持つ硬貨が鋳造されました。察しのいい人は分かるかもしれませんが、和銅(自然銅)です。
現在では秩父といえば観光地(三峰神社・秩父神社など)である以外、セメントの産地ですかね?武甲山の石灰石を原料にしたセメントは全国に出荷されています。かつては貨物列車で全国に出荷されていましたが…

こんな感じの貨車が全国に。(写真は模型:ホキ5700形 秩父セメント保有車)
街区表示板・撮影箇所
※2024.6.28 大幅改訂
街区(地名)表示板は、現在確認した限りでは琺瑯製のみとみられます。ちなみに「うす紫色」だそうです。(秩父市ホームページより)
上野町
(うえのまち)



上宮地町と接しています。下にもある通り、上町もあります。
上町
(かみまち)





何故か「丁目」が省略されています。スペース的に文字が消えただけのように見えて、初めから記載がなかったものとみられます。
上宮地町
(かみみやじまち)


なお、この看板を撮影した場所は、かつての秩父セメントへの引込線の跡地の周辺で、ちょうどデルタ線になっている箇所です。
熊木町
(くまぎまち)

「くまもとちょう」ではありません。ちなみに秩父市のイメージキャラクターに「ポテくまくん」がいるそうです。(2024年6月現在:秩父発祥のスーパー「ベルク」でよく見るような…)
桜木町
(さくらぎまち)

「さくらぎちょう」ではありません。なお、秩父市中心部はかつては秩父郡大宮町でした。
道生町
(どうじょうちょう)







同じ住所に複数、この琺瑯製が残っているのが秩父市の特徴かなと。
「どうじょうまち」…訪問時読み方が分かりませんでした…
中町
(なかまち)







ちなみに「中町22」の看板のうち、2枚は同じ「塀」です。同じ住居に複数の看板は川越市上野田町などいくつかありますが、街区表示板ではあまり見ないような。
野坂町
(のさかまち)








どういう訳か、野坂一丁目ではなく「野坂一」表記のものがありました。
番場町
(ばんばまち)




秩父三十四箇所の15番目の少林寺があります。踏切を渡って参拝とのこと。
東町
(ひがしまち)








御花畑駅一帯が東町です。
日野田町
(ひのだまち)




意外と残っていない印象です。
宮側町
(みやかわちょう)


この時代の看板は家屋・塀にある例が多いので。
本町
(もとまち)



「ほんまち」・「ほんちょう」と読みそうですが、「もとまち」です。
とりあえず、秩父、再訪予定…
再訪しました。大量に写真追加です。ずっと歩きっぱなしでしたが…