9108Fです。
東武9000系は、9000型・9050型という分類の他、車体側面や冷房装置の形状などに注目して、9101F・9102F~9107F・9108F・9050型に分類可能です。要するに9108Fは異端編成と言うことです。
9108Fが製造されたのは1991年。10030型や20000系が増備されているころで、流石にゴツゴツのコルゲート車を増備するわけにも…となったのか、10030型や20000系と同じビード外板を用いました。
その結果、この編成と9050型がビード外板になり、また、9050型と冷房装置の形状や行先表示の形状が異なるため、唯一無二の編成になりました。

2018.8.28 大山付近
この編成の特徴…車番が写っていなくても車両が特定できる特異性ですかね?
側面ビード外板+一体型クーラー採用はこの編成だけの特徴です。

2020.8.-5 若葉
準急池袋行きです。東上線では、地下鉄直通車が東武池袋行きに充当されることは普通にあります。このあたりの柔軟さが伊勢崎線系統との違いであり魅力かと思います。ちなみに、野田線は、2025年現在、どの編成もどの運用に入ります。両数が違うにもかかわらず…です。

2023.3.16 川越
ダイヤ改正を翌々日に控え、東上線のF急行も翌日が最終日になりました。ダイヤ改正で、志木とふじみ野を通過するF快急となり…志木駅・ふじみ野駅ユーザーの不満が溜まりました…

2025.8.27 川越市
脇の編成は11644F+11448Fです。側面が似た者同士です。
車番プレート:9108F
[池袋 / 新木場 / 元町・中華街方面]




















[小川町方面]
撮影日:2025.8.27
副都心線直通化工事の際に、製造時のプレートを撤去し、新たに30000系以降で採用された数字のみのプレートに変更されました。フォントとしては日立製作所で製造された50000系のものに類似します。
製造時は恐らくですが、アルナ工機の1991年度以降の、片仮名の止め・はらいを強調した、新フォントのものが使用されたとみられ、かつ紺色文字だったと推定されます。そういう意味では9000系唯一だったとみられますが、前述の直通対応工事で失われました。
関連項目
ほぼ同時期製造