8151Fです。野田線で活躍していた中間車化改造2両挿入の6両編成10編成のうちの1編成で、若番車から数えると9編成目になります。もとは8151F(4両編成)と8551Fで、それぞれ4両・2両の51編成目になり、1969年10月初頭に8551Fが日車東京支店で、10月末に8151Fがナニワ工機で製造されました。冷房改造は8151Fが1982年12月にアルナ工機で、8551Fが1983年5月に津覇車輌で行われました。
ちなみに8000系は1970年3月までの6年半で、320両が製造されています。そして、その間、廃車になった車両がほとんど発生しなかったことが、高度経済成長期の東武鉄道の利用客の急増を物語っています。
…と、車両の特徴は?って言われそうですが、車両としてはフツーの編成でした。まあ、末期は中間車改造組み込み編成が3編成になっていたので、一定の注目度はありましたが。最後まで残ったのは8150Fですが。
2015年11月に、61617Fの増備と引き換えに運用離脱、そして廃車になりました。

2005.10.30 春日部
2004年に延伸移設された部分から撮影です。高架化工事でここもあと何年でしょうか?

2011.1.16 春日部~藤の牛島
前日の雪が河原に積もっていました。昼頃には溶けてしまいましたが。

2012.9.-5 春日部
これと言って特徴が無かった気がする8151Fです。言ってしまえば普段着みたいな編成です。
つまり、自分ちの普段着…これが8151Fの評価ですかね?異論は認めます。
※野田線の車内風景を「自分宅(じぶんち)」と評価している本があったような…

2014.2.-9 野田市
大雪の翌日です。この編成は、いつも通り走っていました。なお、この年に野田市駅のこのホームは使用停止になりました。

2015.11.13 東武動物公園
61617Fが増備され、廃車回送の番が8151Fに廻ってきました。
車番プレート:8151F
[柏方面]












[大宮・船橋方面]
撮影日:2015.1.16
車番プレートも、典型的な中期修繕車の後半組の仕様である津覇車輌プレートと、本線系統妻面広告枠設置によって干渉する部分を作り直した中間車各1箇所で構成されています。

車番プレートと広告枠とビス跡。
関連項目
代わりの60000系
1番違いの「2015年以降の」最注目編成