あれから20年ということで、記事にしてみました。
個人的には2007年3月改正よりインパクトがあったので…(ヒントはユーザーIDの名前)
改正のポイント
一部区間の複線化完成
東岩槻~春日部間と新鎌ヶ谷~鎌ヶ谷間が複線になりました。なお、八木崎~春日部間は、春日部駅に引き上げ線を設置する為に野田線ホーム移設を先行して行う関係で3月より使用開始されています。(ホーム移設は6月ごろ)
春日部駅の引上線 2005.10.30
東岩槻行きの消滅
東岩槻行きは1999年に岩槻~東岩槻間の複線化に伴い設定され、おおよそ古隅田川橋梁の手前当たりまで複線化し、両渡り線を設置して引き上げ線としていました。複線化で引き上げ線が消滅したため廃止になりました。
東岩槻行きのLEDはこちら参照。
昼間など春日部行き列車増発
大宮発東岩槻行きは昼間1時間に2本設定されていましたが、これが春日部行きに延長されました。また、朝夕ラッシュ時の列車も春日部行きに延長した列車があります。
5070型引退
複線化に伴う増発を差し引いても4運用ほど不要になったため、当時3編成が残っていた5070型が引退しました。また、8000系も8147F+8552Fが伊勢崎・日光線に転属しました。
スピードアップ
5070型が引退したため、8000系だけの所属になりました。このため8000系の性能でのランカーブになったとみられ、最高速度が95km/hから100km/hになりました。前述の運用減の要因でもあります。
当時の複線区間
大宮~春日部・運河~柏~逆井・六実~船橋
見た目上は2020年まで変化はありませんが、2007年に南桜井駅構内、2011年に梅郷駅構内が部分複線化されています。
当時のダイヤパターン
大宮口 (30分サイクル)
大宮→柏
大宮→岩槻
大宮→柏
大宮→春日部
柏口 (30分サイクル)
柏→大宮
柏→運河
柏→大宮
柏→清水公園
大宮線側は平均7.5分~15分サイクルです。なお、次回改正(2007年)で全線10分サイクルに変更になっています。
船橋線 (10分サイクル)
柏~船橋
船橋線は10分サイクルで、船橋線急行運転開始の2020年まで変化はありませんでした。
当時の編成
おおよそこれと同じです。
違いとしては、81108Fがいること、8191F・8119F+8558Fがいないこと、運転台撤去がまだ行われていないことなどですかね?
前述の5070型の引退もあり、野田線は8000系で統一されるようになりました。当時は8104Fなどの丸目が残存していましたが、2009年2月に置き換えられ、広義での「顔」は同じになりました。
ちなみに、大手私鉄で同一車種で統一されている路線はあまり多くはないものの、東武鉄道では2024年10月現在亀戸線・大師線・越生線(8000系)、宇都宮線(20400型)と基本的にワンマンがらみの路線が挙げられます。関東大手私鉄ですと、京王井の頭線とか西武多摩川線とかぐらいですかね?
2013年4月に10030型が運用に入るまでの8年6ヶ月は、営業距離62.7km・所属車両数252~264両が同一車種というなかなか珍しいことになっていたのではないでしょうか?
…所属車両数だけなら東京メトロ丸の内線や都営大江戸線のほうが多いのは内緒だけど。